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◇美容美肌効果

鍼治療は抹消血流を改善します。これは全身性及ぶ効果ですが、とくに顔面部に顔色の変化として見て取れます。健康な人は顔の色つやが良く明るい顔をしています。これを鍼灸医学では、顔に「神気」を見ると言います。

不健康な人の顔色は、くすんだ暗い色だったり、青白い色、薄黄色、赤くほってっていたりします。

  • くすんだ暗い色・・・・くすんだ暗い色「黒」は五行分類では「腎」に分類されます。くすんだ暗い顔色の人は腎虚証タイプの人に多いようです。顔色を改善するのですが、顔には鍼を打つ必要はありません。足首の内側のツボ「太谿」または「復溜」に鍼し補法の手技を加えます。脈診で細く弱かった脈がふくらんで触れるようになると褐色の良い明るい顔色に変わります。血色が良くなれば皮膚の新陳代謝は旺盛になりますから、人によっては翌朝化粧ののりが良かったりします。

青白い色・・・・・・・・・「青」は五行分類では「肝」ですが、極端に「青く」他に脇が張る、脈が弦などの所見がなければ「肝」との関わりないでしょう。「青白い」のは「冷え」の症状です。「冷え」=「陽虚」です。つまり、陽気(=暖める力)の不足です。下腹部のツボ「関元」や腰のツボ「腎兪」などに灸をして「真陽(腎陽)」を補います。陽気が補われれば顔の血色は改善され、皮膚の栄養状態も良くなります。

赤くほてってい・・・・・ほてった赤ら顔は「熱」です。とくに顔面部に出やすいのは顔面部を流注する経脈「手足の陽明経(手は陽明大腸経、足は陽明胃経)」です。腹部の症状、とくに胃の症状、舌苔の状態、脈状などを診ながら陽明経の熱を取り除くように手足に鍼します。陽明経以外では「肝」の熱症状も顔に強い赤味を出します。「肝」の実熱症状ですから「脇が張る」「イライラして怒りっぽい」「便秘」「頭痛」「眼が赤い」などなどの症状も伴う場合があります。足背部のツボ「太衝」「行間」などに鍼し瀉法を加えます。

頬骨の辺りだけ赤い・・・・「赤い」のは「熱」ですが、この場合「虚熱」または「虚火」と言い「陰虚」にともなって起こる症状です。脈、舌赤く、少津少苔、五心煩熱

薄黄色・・・・・・・・・・・「萎黄(いおう)」と言い(萎はやつれる意)やつれて黄色っぽい顔色は「脾」の症状です。食欲がなく胃腸が弱いタイプ「脾胃虚弱」です。気血が不足していては、顔の色つやもすぐれません。脾気を補い、胃腸を調えます。

シミ・・・・・・・・・・・・は、鍼灸治療だけで完全に消すことはできませんが、血色が良くなると少し目立たなくはなります。また、汚(は正しくは「ヤマイダレ」の中に「於」です。)血がある場合、汚血を除く若干薄くなるようです。

肌のカサツキ・・・・・・・は、陰虚証です。足首の内側の復溜穴など補いと潤いが戻りますj。

肌荒れ・・・・・・赤く炎症性のものは熱を除きます。肌、皮膚は「肺」がつかさどります。治療は肺の表裏関係の大腸経(肺と共に五行は「金」に属します)の曲池穴を用います。




◇ 小顔になる・顔のむくみ

 “肩こり”とくに“くびのこり”がひどくなると顔や頭からのリンパ液の戻りが悪くなるせいで、頭が重いと感じたりしますが、顔もむくんで大きくなることがあります。

 ◆ ある30代女性の方は、肩こりもなく体調よいときには、ひきしまった小顔なのに、肩こりがひどくなると“しもぶくれ”の顔になっちゃうんだけど、・・・ここ(当院)へ来ると、肩こりも、からだのだるさもなくなって、顔もスッキリ小顔に戻るから不思議よネ・・・と言います。

⇒ この方の場合、脾腎両虚の傾向があり、太谿、陰陵泉、合谷に刺鍼し補法を加えます。ときに暴飲暴食などから水湿内停があり足三里、陰陵泉を瀉す場合があります。これに、肩こりの治療に頚椎の脊椎側刺鍼法、頚部の徒手牽引を加えます。

からだのだるさは脾気虚の症状です。過労の影響や食事の不摂生(食べ過ぎや偏食、食べないことも含めて)が原因となります。